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20190623

ジ オリジン

最近、唯一観始めたテレビアニメがあります。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」はオリジナルガンダム~1975年にテレビ放送された本物の「ガンダム」~のベースとなった一年戦争に繋がるハナシです。

 まず驚いたのは漫画を描かれた安彦良和さんの画風を損なうことなく動くキャラクター。
昔のガンダムでは製作期間もあったろうし、アニメーターの力量もあったと思います。もちろん現在のデジタル技術以前の、セル画に手塗りなど手間・技術的な問題もありました。
今回の作品では肉感的なタッチや吊り目気味となった表情など忠実に再現されていて、あまり違和感を感じさせません。
 そしてメカニック、これこそ現在の技術革新のたまもので、CGモデリングされて絵の破綻が一切ありません。これは感動しました!重量感、着弾時の美しさも素晴らしい。ガンキャノン…の前のヤツ?の3本指は慣れないのですが…。
 こども達に商品を売る、という枷が無いのでロボットプロレスに重点を置く必要は無く、ハナシ自体はより現実によった人間模様を描いた大人向きで、「うわ…」と感じる部分が多くなっています。子供は嫌がるんじゃないかな。
「コロニー落とし」の描写をアニメ好きの皆さんはどう観たのだろうか。また一般の、普通に常識がある人はどう観たのだろうか。何ともやるせない気分になったと思う。何も感じないのだとしたら、いよいよ人類の未来は真っ暗だ。
 とても重厚な作品だが唯一、オープニング&エンディング曲は何だかな、と。要らない気がします。

 さて、今回の主役級登場人物となって活躍しているのがランバ・ラルであります。「ガンダム」でも重要なキャラクターではありましたが、バックボーンが詳細に描かれることで、より魅力を増しています。
そしてランバ・ラルといえば何と言っても「グフ」。ザクの強化型で見るからに強そうです。玩具を売る都合上、マンガ要素を多分に含んだ装備ではありますが、右腕のムチ(ヒート・ロッド)がカッコイイ。なぜ左指にマシンガン(の銃身)を内蔵したのかは永遠の疑問点ではありますが…。


ふと思いついて描いてみた「グフ」。

ハナが伸びてる(でかい)のがグフの魅力です。これは少しスマート過ぎましたが…。
そして描き進めていくうち、色々思うところがありました。

○ザクがベースなのでパーツの多くは流用している。(設定ではほとんどのパーツが新造されているそうですが、お金がかかっちゃってしょうがないので)。大きなパーツは一体成型で製造することはできないので、装甲板をボルトで接いだ後に安価な樹脂板(現代で言うFRPとか)でカバー。上半身の軽量化、という目的もあり。
○被弾しにくいであろう脇の下、横腹には死角を補うカメラ・センサーやサバイバルキットが装備されると安心。サバイバルキットが地上から10m近い位置にあるのは、使う時には機体が倒れているに決まっているから。
○そもそも可動部分へのチリ・異物混入対策は成されてはいるけれど、特に重要な部分は念のため布のようなものでカバーしたい。
○特徴的な頭や腹のパイプは装甲板なので前側だけで良い。軽量化もあるし、そもそも描くのが面倒だったのだ(笑)。
○両肩スパイクだったけれど、ザクの盾を装備しても攻守一体ぽくて良いんじゃないか。色はわざわざ塗る必要も無いのでそのまま。
ところでザクの盾は昔から疑問に思っていた皆さんと同様、右利きだったら左肩が正解でしょう。
○掌の握りこむ指先は手袋。
○右腕のムチは下腕に収納するのは無理があるので肘の後ろからランドセルへ…とも思いましたが肘から内側に通すのも無理があります。そもそも握る必要が無いので外腕で良いのだがカッコ悪いもんね。
○コクピット前のオレンジ色の三角は、特に思いつきませんでした。ガラスではないけれど光学機器のスモークカバーみたいな雰囲気で。

                     …なんてことを考えながら描くと楽しいです。

今更ですが「ジョン・ウィック」を観ました。
序盤の、犬が撲殺されたとこで観る気の80%を失いました(メンタル弱いな!)。
殺されかかったのにボスを始末しなかったのは疑問。ウイレム・デフォーも命を落とすことはなかったのに!これはボスへの直接的な私怨がなかったこと、元仕事のパートナーでありジョンに対して敬意を払っていたこと、そしてジョンが「プロ」だった、てのもありますか。

「アベンジャーズ」も観かけましたが、ど~してもハダにあわなくて止めちゃいました。子供の格好をした複雑な人間模様が何とも気持ち悪い。単体の「アイアンマン」シリーズは非常によく出来ていて大好きです。ヒーロー大安売り、みたいな安っぽい状況がキライなのか。

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