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20101112

ロサンゼルツ ザ ワールド#2

構想数年で一回も描いていないオリジナルハナシ「ロサンゼルツ」。
今回はみんな大好き「カタナ」について。

 火薬が使えないこの世界、勝負を決するのは近接武器となった。
手軽な武器は(強度的に)棒、威力ではハンマーや両手剣だが、何とも野暮ったい。
この世界では持っていてカッコイイことが美徳とされるのだ。
そのため、(一時代日本として統治されていたこともあり)優美な曲線を描く「カタナ」の人気は圧倒的だ。(もちろん長い直刀もあるよ)

 「カタナ」は伝統的な日本刀とは違い、多くは「新新刀」と呼ばれる大量生産されたものだ。
錆びにくいステンレス鋼を使い、グリップは滑り止めが刻まれた樹脂製をボルト止め(ゴムは使えない・・・理由はまたいずれ)。パワーコードを繋ぐフックは手首につながれる。
ラインストーンやエッチング、ペイント、ストラップでデコレーションされる鞘は、現代の携帯電話のデコ感覚と大差ない。
 大規模な斬り合いの際は、「弾」と呼ばれるカートリッジを用意する。切れ味が悪くなったらはばき元にはめ込み振り落とすことで、血糊と油の多くが取り除かれる単純なしくみだ。ただし、あまりにも低級な「カタナ」はプレス生産ですぐ曲がってしまうため「弾」を使用することもできない。
(「弾」は日本刀ではあまり使用しない。模造刀と違い切れ味が落ちることがあまりないからだ。)

 組織化された剣豪集団の代表格は「新選組」だろう。
カタナ同士の斬り合いに特化した部隊編成となっており、歩(プロップ)と呼ばれる隊士はものうち(刃の先)から下に刃は無く、「鬼殺し」と呼ばれる金属やすり状の構造になったカタナを携えている。まず刃を交え、相手の刀の切れ味を殺ぐのが役目だ。
その他、フッカー(両手の短刀で斬り込む。藤堂平助など、体格が小さいが飛び抜けて勇猛な隊士が多い。)、ロック(カタナ以外の武器にも対応するため棍を持つ。島田魁など、大柄な隊士)などから編成される。
 組長クラスの正統な立ち合いでは刃を交えることもほとんどない。剣筋を見切っているし刃が欠けてしまっては必殺の一撃を振るえないからなのだが、風切り音ばかりなので見ていて面白くないかもね。


平山五郎
「ロサンゼルツ」では男女や人種の差別は一切無いが、血筋は重要視される。サムライの称号は3世代前の大戦で武勲を挙げた一族に与えられた。 平山もサムライの血統で代々名を受け継いでいる。
隻眼だと思われていたが、アイパッチは夜目が利きすぎるためのサングラス代わりであった。また、剣士には男が多いので、はだけた胸は大いに役に立つ。

※すべての単語・人物は「ロサンゼルツ」独自のものであり、実際の意味合いとは全く異なります。

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