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20101103

著作権

  
 「ミッフィー」の作者ディック・ブルーナ氏がサンリオに、ミッフィーに酷似したキャラクター「キャシー」を製作し著作権を侵害したとして商品の製造・販売の差し止めを求める訴えを起こした。

 最近大きな問題となっている日中間の確執ですが、正直、中国に対して快くは思っていません。
日本の文化の礎となったのは偉大な中国文化です。その文化は日本だけではなく、西洋の国々にも多くの影響を与え育んできたことは全世界の人が認めるところでしょう。
 しかし昨今の中国といえば非常識を常識と言い張るような強引な態度が目立ちます。特に膨大な規模で展開するコピー品についての認識は最低最悪で、他国の文化に対し敬意を払うことのない民族に成り下がった人間が増えすぎたように思います。
(もちろん、どこの国でも良い人、悪い人はいるわけで、中国人が皆悪いとは思いません・・・とわざわざ書かなくてはならないほど、日本人にもバカが多いのは情けない。)
 日本人としての在り方は、諸問題について各国と協力し公正な立場で対処し、「徳(人としての格)」の高さを示していくしかありません。
・・・でも日本人が美徳とする行為、精神的なものは国交カードの札にはならないんだよね。結局、中国みたいな強引な国が勝ってしまうのだ。そして今の日本人で他人のことを思いやれる人間が少ないのは車道を走ってみるだけでよくわかりますね。

 今回の「キャシー」ですが、共にうさぎをモチーフにしたからといって、誰でも知っている「ミッフィー」を意識して細部のバランスや描き方を変える工夫はいくらでも出来たはず。正直、ここまで似ていてはミッフィーの海賊版と言われても仕方がありません。
「創作活動」に大きい小さいはありませんし、デザイナーの意図(キティちゃんの構成に合わせたいとか?)があったとしても、「世界のサンリオ」の創作物としてあまりにもお粗末すぎたと思います。
 中国の偽ミッキーや偽ドラえもんを見たとき、「これはオリジナルだ!」と言い張る人たちを見てどう思ったでしょうか。同じ日本人として残念でなりません。

ただ、オリジナルを知らなくても偶然似てしまった、ということも絶対あります。
そ・れ・が!怖いですねえ。クリエイターの皆さん、ご注意を・・・。

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