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20110212

コミック映画化対決

思い出し100%。こんな感じだったと思う。

「GANTZ」「あしたのジョー」が実写映画公開です。
 昔から、実写映画で成功した例は少ないという先入観がありますね。
どちらも特番しか観ていないので非常にアレなんですが、この2作はとても頑張っているように思います。
 「GANTZ」はHPで立体物も作ったりしたので大ファンと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、小~中ファンです(スミマセン)。実は何の雑誌で連載されているかも知りません。常識的なカッコつけなので、公共の場でマンガ雑誌を手に取ることはしないからです。
 大人気原作に加え、嵐の二ノ宮くん、松山ケンイチくんと実力派2名のダブル主演という念入りな布陣で臨む実写映画ですが、どちらも20代なので年齢を微妙に上げたりして上手く調整をとっています。
スーツや小物の立体物に興味深々でしたが、案の定地味目にまとまっています。黒いスーツは暗闇で活躍してもよくわからないので仕方ないですね。
星人はおこりんぼう星人がよく出来ていたように思えますが、田中星人は気ぐるみ丸出しでイマイチです。テンション下がりますね。
 「あしたのジョー」は当初、何でもアリか!と呆れましたが、山下くんと伊勢谷くんの徹底的な肉体改造と香川さんの熱意に打たれました。原作ファンとしてはのりちゃんやマンモス西、ドヤ街の子供たちも気になるところです。ウルフ金串とか。
 若干ザンネンなのは山下くん、ルックスは十二分ですが髪の毛全体が長いとこ。あと、身体がゴツすぎるとこです。確か力石と対戦したときは身長164cmくらいだったと記憶しています。(ここの突っ込みは原作を愛する者なのでご勘弁ください。)
力石の訃報を聞いて駈け付けるとこも試合直後なのでヨレヨレで良かったのかも。
あとズボンの裾、意味のある丈としても・・・やけにチンチクリンすぎませんか(笑)。。

  この2作品、テレビ特番で放送された戦闘と試合シーンが各作品のキモ、として捉え比べるならば、断然「あしたのジョー」を推したいです。
極論から言うと、どんなに細かく創りあげても、CGは所詮、データのかたまりです。残念ながら温かさや重さは表現しきれていません。トイストーリーなどは全体をポップにまとめて成功していると思いますが、実写とCGの「アクションシーン」における組み合わせは違和感を感じずにはおれません。
特にジャンプ~着地のふんわり感は萎える瞬間と思いますがいかがでしょうか。
実際、何メートルもジャンプしたりコンクリ砕く人はいないので、虎なんかの体重移動を参考にして、「えっ!?これがCG?」と驚かせるような感性を磨いていただきたいですね。

ベクシル2077日本鎖国
 少し前に、これも人気マンガである「アップルシード」がCG映画化されました。
数年後に借りて観ましたが、正直「何だコレ?」な仕上がりでした。細かい機械が本来のスピードで闇夜を移動する様子とかよくわからないし、陰影のキツすぎる人物描写が好きになれなかったからです。
 機会があって観た本作も同様かと思っていましたが、人物描写、特に女性は似たような小奇麗さで安っぽかったものの、特にパワードスーツの動きは良かったです。本来ならば突入するのに白色は無いのかもしれませんが、背景とハッキリ見分けがつくし動きがよくわかって見やすいと思いました。
良かったのは斬新な設定とテーマです。画面づくりはもちろん大切ですが、根本がしっかりしているというのは重要ですね。未見の方は機会があれば是非ご覧ください。

 久々にゴッドファーザーPARTⅢも観ました。
良い作品は時間を忘れるもの。マイケルの贖罪と心の叫びが心を打ちます。映画通には前2作と比べワンランク低い評価を下す方もいらっしゃいますが、僕は断然本作が好きですね。

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