面白い本、というのは世の中にたくさんあると思う。
しかし、後世にまで残り愛される本、ていうのはあまり無いですねえ。
今回はそんなハナシです。
幕末を中心に時代小説を読むのですが、池波正太郎先生の作品は多くの小説作品とは別格のような気がします。
池波作品で幕末だと、
幕末新選組
近藤勇白書
幕末遊撃隊
人斬り半次郎
炎の武士
西郷隆盛
その男
・・・などの作品がありますか。
池波作品の魅力は第一に読みやすいこと。
星の数ほどある小説の中にはたまに、こいつ自分に酔ってるのか?と感じさせるような独りよがりな作品があります。創作者が自分の構築する世界を他者に伝える、というのは非常に重要なのですが、それには一流の文章力はもちろん、感性が優れていることも重要ですね。
さて、それでは池波作品を片っ端から読んでいるかというと、全くそんなことはないのだ。
実は、エッセイの中に登場する少年・池波正太郎の大ファンなのです。
僕にとって池波正太郎の魅力は随筆にあります。
池波先生ぽく言うならば、「こたえられない」のだ。
けして食べ歩きが趣味というわけではないのですが、知らない時代や町なのに郷愁を誘い情景を細やかに想像させるような文章はさすがで、少し暇な時間があったりすると同じ本を何度も手にとっています。
本の中で池波先生が絶賛するお店は今でも残っていたりして、「食べログ」なんかでも紹介されていたりしますが、評価はあまり高くないような気がします。余計なお世話だろう(笑)。
美味しい不味いは人それぞれ。料理人も常に真剣勝負とはいえ、100%絶好調なわけではありません。その時の気候も関わってきますね。
一見さんが通ぶって書き込む意見が美味しい店を潰してしまうことだってあります。
実名を公表して意見を述べるのならまだしも、寄せられるシロウト意見は参考までに留めておくのが正解です。
「amazon」でも「じゃらん」でも皆同じ。己のルールブックを持たない人間は世の中の大きな何かに操られてつ~まらない人生送るかもね。
僕はラーメンとかカレーって特に好きじゃあないです。一年に一度食べるかどうかくらい。
「え~っ!?ラーメン、食べ物の中で一番美味しいじゃん!」ていう人もいるでしょう。
それでいいんじゃない?
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