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20120318

最近の映画

相変わらずテレビ放映視聴専門ですが、年明けから話題作3本。

「第9地区」
 80年代、巨大宇宙船が南アフリカ・ヨハネスブルク上空に出現。
未知のテクノロジーとの接触に沸く人類が船内に発見したのは衰弱した異星人であった。
地球は彼らを難民として受け入れ、“第9地区”に隔離定住させる。
 20年が過ぎたが外見・性質・体質の違いから双方馴染めず、地域住民の不満は爆発寸前。
そこで、エイリアンを200km離れた第10地区へ強制移住することを決定。現場責任者のヴィカスを派遣するのだが・・・。

 公開当時のレビューを読んで以来興味がありました。
amazonにて1000エンで売っていたのでどうしようかなあと長らく迷っていましたが、テレビ放映を観ることが出来、また買わなくてよかったと思いました。
 この作品は単純に差別問題をモチーフとした作品では無く、相互理解が得られない文化同士はけして相容れない、ということが主題であったと思います。
 ハンディカムの映像とドキュメンタリータッチの関係者インタビューで始まりますが、全編通してガチャガチャと忙しない、ただただ疲れる構成でした。謎の液体を浴びて異星人になる理由…未知のテクノロジーだから地球人には理解できない作用が働くのでしょうが…もハッキリしないし、そもそもハナシ自体が単純でメリハリがなく、全く面白くなかったです。買わなくて本当に良かった。

「アバター」
公開当時から1ミリも興味が無かったのは、皆が右向けば左に向きたい僕の性格以前に、全ての発想が古臭い気がしたからです。
 とりあえず少しずつ観ていますが(すでに興味の無さ山の如し)思っていたより・・・イヤ、けして面白くもないんですけど(笑)、美味くないけれど食べられないこともない料理を食べているような感覚です。
 テーマが「今更・・・」な使い古しだし、アメリカ先住民と侵略者をそのままなぞったようなビジュアルにも新鮮味がありません。ただ、最近のCGは綺麗だねえ、とか、技術者の皆さんは努力したねえ!的な見た目(画面創り)だけの評価しかありません。
 主人公側・・・のビジュアルも相当古い感じ。自然と共存する人たち=猫科のヒューマノイドの発想は子供レベルだし、青い肌も、ガミラス帝国(宇宙戦艦ヤマト)以前からあったよねえ。
 猫科ヒューマノイドの優れたビジュアルといえば、永野護氏の「ファイブスターストーリーズ」があります。作家さんの画風は実写に向いたビジュアルではありませんが、最も重要な「見た目から受ける受け手の感情移入度」は格段に高いような気がします。わかりやすく言うと、永野氏の方が完成度が断然高い。
 この「ファイブスターストーリーズ」、いわゆる「オタク」向けの雑誌に連載されていたので毛嫌いしていましたが、読んでみるととても面白かったです。隅々まで丁寧に創られているのも好感が持てます。調べてみたところ、元々はマンガではなく、音楽活動が主だったようです。やっぱりね!マンガ漬け出身では新しい発想は出て来ないことの証明ですね。
出世作である「重戦機エルガイム」のヘビーメタル(ロボット。重戦機もヘビーメタルも言葉の響きがカッコイイね!)の、プラスチックの外装や液体で満たされた手袋状の掌など発想が斬新かつ繊細だと思います。シルエットもガンダム慣れしてなくてシュッとして綺麗だし。

 大きく脱線してしまいましたが、「アバター」とは僕にとっては今のところその程度の作品です。
ただ、最後まで観ていないので意外な感動が待っており、大好きな作品になるかも知れません。
 ・・・イヤ、継続して引っ張る力が無いので大好きにはならないでしょう。

「X-MEN ZERO」
この3作品の中ではダントツで面白かった。
X-MENの前3作品を観ているので主人公にも馴染みがあるし、スーパーヒーロー(ミュータント)のバーゲンセールになった3作目に比べれば能力者も限定されており観やすかったと思います。ウルヴァリンの生い立ちから第1作目に繋がるストーリーで見どころも満載。
ただ、単車アクションのあたりなどCG丸わかりで少々冷める感がありましたが・・・。でもよかったです。
アレって(上腕に収納されている武器)元は骨だったんだねえ・・・。そして都合の良い不老不死(笑)。

最後に、前々から興味があるのに観ていない作品。共に邦画です。
「南極料理人」
「ちょんまげプリン」

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