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20120329

あの人気作と、傑作フィギュアの不振?

今回は世界中で大ヒットとなった
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のハナシです。

 第一作公開は2003年、当時日本で最も有名な海賊の世界といえばポップな装いの「ワンピース」でしたが、ジョニー・デップ演ずるところのジャック・スパロウの小汚いのにオシャレなスタイルと劇中の男臭い海賊たちに魅了された方も多いのではないでしょうか。
 僕もZINさんの「丹下左膳」単行本(米良仁の名前で)が出版された頃に何かのしがらみ(掲示板の雑談だったと思う)でイッチョ描いてみることになった際、モロに影響を受けたのであります。

和洋折衷ぽい様相は、邦画「ジパング」(高嶋政宏さん主演)の影響が強いかな。

 ジョニー・デップのまわりを固めるのは当時、世間一般にあまり顔を知られていなかった俳優さん達。しかし皆が皆、主役に負けない強い個性を発揮し、作品全体を大いに盛り上げたのも成功の要因だったと思います。
特に、誠に美しかったのがキーラ・ナイトレイ。「ドミノ」あたりから何だかスレた印象しかありませんが、いま見ても透き通って綺麗(なのにワイルド)です。
 話自体も小難しいことなくサクサクと進み、ここでコレが活きてくるのか!的な興奮もあったりして、とても好きな作品になりました。

 しかし2作目以降からシリーズに翳りが見え始めます。

 2・3作目まではテレビ放映で観ましたが、2作目は島から脱出するあたりまでしか覚えていません。何か呪いがどうこうで途中からテンポが落ち、興味を殺がれたのが原因でしょう。
3作目にいたっては皆で帆船を揺らしていたシーンしか・・・オーランド・ブルームが幽霊船の船長になったんでしたっけ?何で…?もう観ないのでどうでもイイけれど。
 シリーズを重ねるごとにいらぬ情報やキャラクターを盛り込みすぎて複雑化したことで、興味を失っていった方がかなり多かったのではないでしょうか。
それは興行成績での素晴らしい記録を知るより、身近な中古ショップに山積みにされるDVDを見れば明らかでしょう。
いつまでも手元に置いておきたい傑作と思えば捨て値で売らないし山積みにはなっていないですよね。

 さて、近年の映画史上、屈指の人気者となった海賊たちを高いレベルで商品化したメーカーといえば、我らのホットトイズです。
 ラインナップを追うごとに完成度を増した製品は、デラックス版のジャックで頂点に達しました。
豊富なアクセサリーに加え、眼球可動システムを取り入れた表情は劇中そのもの。
 広告写真では同時期に発売された某社ジャックの方が似ていたような気もしましたが、購入した方の感想を読むと、宣材写真と製品の差が少ないホットトイズ版 ( というか昔から変わらぬ、品質維持に対するメーカーの誠実さ。日本のメーカーさんは見習ってください。)に軍配を上げた方がほとんどでした。皆ホットトイズが好きなんですねえ。

しかし、店舗の売れ行きはどうなんでしょうか。

 常に即完売するホットトイズ製品の中でも一般に浸透した人気キャラクター、しかも最高品質だったにも関わらず、いまだに在庫を置いている店舗の多いこと。メーカーとしては出荷が完了すれば売り上げになるわけで相当儲かったのでしょうが、異常なプレミア価格を期待しすぎた店舗側は発注を見誤った感があります。いかんせん、読みが甘すぎました。
正直、末端消費者はとうにジャック・スパロウから離れていたのではないでしょうか。

 製品発表当時、僕はすでに興味が失せていたので何の感動も感じませんでした。
結局購入しましたが、定価29,000円ではなく、散々迷った挙句の金額が14,000円ちょっと。
ひょっとしてこのまま行けばもっと安く買えるのかもと思えなくもありません。
 もう少し慎重に市場調査を行いラインナップを考えないと店舗の買い控えが進み、首が絞まることにならないかと少々心配です。
昨今のBANDAIなんかもそうですが、資金にあかせて担当者が欲しいものを作り、同じように好きな人だけ買ってくれればいいというような印象を受けます。それでは会社は成り立ちません。
 ホットトイズはまあ、受注生産みたいなものだから会社が傾くことはないと思いますが…メーカーのファンとしては世界中でバンバン売れて、更に素晴らしい製品を世に送り出していただきたいと応援しています。
 それにしても何故今頃「シティーハンター」(既に発売済み)?
中国では人気があると聞きましたが、それってけっこう昔では…ラインナップはどうか慎重に…。

 「シティハンター」といえば韓国ドラマの方がなかなか面白いです。
日本の漫画をパチくさくリメイクしたのかなと思いましたが、全然関係なかったのがかえって良かったです。もう、タイトルだけが同じ程度。「イン・ソウル」が付いてますけど。
 演出の甘さ、というか視聴者にわかりやすくしすぎることで、劇中の「プロの仕事にあるまじき行為」がかなり目立ちます。そんなんしたらバレちゃう!とドキドキしながら観ています(笑)。
 木村拓哉さんと小出恵介くんを足した感じの主人公もカッコイイですが、なんといってもパク・ミニョンさんがカワイイ。ソンギュンガンの時は香椎由宇さんに似てるなあと思ったけれど、この作品ではもうちょっとプクプクしていて和久井映見さんみたいな可愛らしい印象です。ちなみに同僚もカワイイ。(コレは全然関係ないけれど、TBS系 金曜23:00放送中の「Aスタジオ」で見た石原さとみさんの友達たちもすごく可愛くてビックリした・笑)

 パク・ミニョンさん、調べると若干整形したとのことですが・・・イイじゃん!整形してあんなに可愛くなるんなら!
普通の人だったらねえ、どんなに整形してもあんなに可愛くならないよ!
…僕も100億円積んでも主人公のようにカッコ良くはならないので暴言はカンベンしてね(笑)。

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