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20160703

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ふとした景色に胸を揺さ振られることがあるでしょう。
世の中には未だ触れることのない感動が満ち溢れているのであります。

 テレビの「鑑定団」の再放送をたまたま見ていて、応募された方が持ち込んだ版画がどうしようもなく感動的ですぐさま画集を購入しました。

川瀬 巴水(かわせ はすい)
1883年(明治16年)5月18日 - 1957年(昭和32年)11月7日)
日本の大正・昭和期の浮世絵師、版画家。
     (※ウィキペディアより)


川瀬巴水作品集 3240円也。
 
価値観てのは人それぞれで、他人にどうこう言われるものではありません。
 
 特に「アート」に括られる抽象的なモノの大半は、作者の自己満足であったり、評論家やアートディーラーが屁理屈をくっつけて有難がっているだけです。
 誰かに「どう!?すごいでしょう!わからないの?」なんて言われる筋合いは無く、人の数だけ、個々の審美眼や価値観があって良いのです。
 
 さて、川瀬巴水氏の作品。細かい技法は語りたい方に任せますが、専門家はもちろんのこと、僕のようなど素人が見ても魂が吸い込まれるような魅力を感じました。
作品に描かれた(版画だけどね)風景は遠い昔に失われたもので、馴染みの無い景色であるのに無性に郷愁を掻き立てます。
ああ、かつてこの風景が存在し、その時代にも多くの方が生きていたんだなあ。この景色を見て何を感じていたのか・・・と感慨はどこまでも深く、尽きません。
 ネットで画像検索すれば大量に出てきますから一度ご覧になって、気に入ったのなら是非、作品集を入手することをお勧めします。


そして漫画
 流行のコンビニコミックを手にとって気に入った作品をふたつ。
この「コンビニコミック」という形態、漫画雑誌とか全く読まない人間にも多大な宣伝効果がありますね。
以前書いた「音やん」もヒジョーに面白くて全巻買っちゃったし。作品さえ良ければ、手にとらせたもの勝ちで単行本の売り上げアップが期待できますね。

 
江戸前の旬(最新刊83巻・以下続刊)

 この作品は4~5年前にたまたま読んで気に入りました。その時点で30冊くらい刊行されていたので単行本購入は30巻後半から。(コンビニコミックで読んだ作品を除いたのと、初期の絵柄はあまり好きではなかったため)
 食を題材として社会現象を巻き起こした「美味しんぼ」が、日本全県以降から何だか文章ばっかりになっちゃって漫画ではなくなってしまったのに対し、寿司を題材に80巻以上、ほぼ毎回読みきりエピソードって凄くないですか!しかも時々泣かせる話とかあったりしてズルイんですよ(笑)。
 登場人物がまた魅力的で、銀座に店を構える寿司屋の3代目・柳葉 旬を主人公に、2代目の父・鱒之介の若い頃をはじめスピンオフシリーズとの連携が作品の世界を大きく広げています。
中でも一番のお気に入りはライバル・榊(吉沢)大吾でしょうか。はじめは悪かったんだよなあ!

そして


あんどーなつ(全20巻)
 
この作品は最近知りました。食べ物をテーマとした作品は身近なテーマですから、どなたにでもとっつきやすいですね。
 主人公が魅力的で、とにかく絵にアジがあります。テレビアニメに濃く影響された画ってあまり好きではありませんが、テリー山本さんのタッチは根本が別のところにあり、柔らかな描線が優しげで他には無い個性を確立された、とても親しみやすい印象です。
 また大好きな浅草が舞台であるのも相当、ポイント高いです。浅草って本当に良いですねえ。正直、外国からのお客様があまりにも増えすぎた近年の様子は残念ではありますが・・・。
 あらためて調べるとテレビドラマにもなっていたようです。やはり人気あったんですね。原作者・西ゆうじ氏が亡くなったため、誠に残念ながら20巻で完結となりました。

 コンビニコミックは宣伝効果抜群ですが、気に入って単行本をそろえようとすると内容がダブってしまったりして中々問題がありますね。
 

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