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20211219

ゲーム、ここ数年

 ゲームのグラフィックは年々進化して実写と見分けがつかないほどになってきました。

でも結局は内容が全てであり、気分良くプレイするには単純操作とそこそこの難易度が決め手となります。昨今のゲームはヘビーユーザー向けとなったので操作が面倒くさいタイトルも多くなり、僕のような「にわか」には非常にとっつきにくいです。

2018年の冬…確かコロナ前だったと記憶していますが、プレイステーション4が2万円になったので興味がなかったけれど買いました。しばらくして5の発売が報道されたので、販売店は4が在庫になるかも…と考えて目玉商品として値下げしたんでしょうねえ、恐らく。後述しますが一緒に買ったソフトも何だか馴染めず、1年ほど放置していました。


ということで、ゲームにあまり寄り添わない者にとって良かった作品、ここ数年。

バイオハザード0,1,2,3,4 (任天堂ゲームキューブ)

イキナリ古いタイトルかい!と突っ込まれるかとは思いますが、刺激ギリギリはこのあたり。超、ヒマになったりすると引っ張り出してプレイします。操作性も4がギリギリで、最近になって5は買ったものの5分ほどで飽きてしまい、本当~に損しました。オリジナル2や3なんて事務的にクリアするし刺激はほぼゼロ、グラフィックもザビザビですが、ゲームってこの辺で十分だよなあ…とつくづく思います。

フロントミッション4/5 (プレイステーション2)

また古いタイトルですが、将棋のような感覚に近いのかも。ただ、パーツの組み換えは面倒くさい割に飛躍的に強くなったりしないのと何周してもチュートリアルが挟まるのはカンベンして欲しかった。こちらは以前にも書いた気がするのでこの辺で。

聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説 (プレイステーション)

更に古い、マニアには超人気タイトルですが、原作テレビマンガを観た方には非常に楽しめます。中古相場価格も妙に高いです。キャラクターデザインや人物名はいかにも80~90年代っぽく古めですが、マンガ登場の機体と「オーラファンタズム」やオリジナル機体も登場したり、はたまた劇中で敵対していた人物を仲間にできたりとなかなか面白いです。こちらも将棋のような感じですが、敵味方のオーラバトラーがみっちり並ぶと、もー見辛くて仕方ない。何とかならんかったのか(笑)。これ、4の技術でもう一度作り直せば売れるんじゃない?

デトロイト (プレイステーション4)

本体と一緒になんとなく買ったタイトルで「デイズ ゴーン(だったか?)」と抱き合わせで5000円くらいだったか…。「デイズ ゴーン」は操作性が悪くてすぐ飽きちゃったけれど、こちらはけっこうプレイしたような…。テーマ自体は昔からある、奴隷ロボットの解放や傲慢な人類との確執ですが、細やかなディテールとグラフィックの美しさを活かしたタイトルでした。確か5周くらいはプレイした気がしますが、プレイステーション4ってデータ保存が独特で、岐路で保存して楽しむことができないのが難点ですな。むかしみたいに金にあかせて上手い人のデータを買う方が楽でいい(ゲームに向いて無い人の主張)。


とりあえず印象に残しとく作品、ここ数年。

モンスターハンターワールド (プレイステーション4)

はじめは物珍しくてプレイしてたけれど、結局は単純作業で豊富すぎる装備や複雑な操作性も相まって、ライトゲーマーでは全く楽しめなかった。コレ、皆で協力プレイしたら楽しいんでしょうねえ、きっと。ひとりじゃ面白くねえんだよ!

ニーアオートマタ (プレイステーション4)

とても魅力のあるキャラクターデザインや世界観。そして素人用の単純操作モードが付いていて好感が持てました…が!

感染のクダリって要るのか!?

1周目は何度かチャレンジしてたまたま通過できたけれど、2周目ではさすがにイライラして飽きちゃった。「biohazard4」のクラウザー戦、ナイフどっちにするのゲームくらい神経に応えました。コレさえなければ長く楽しめたのにねえ…。

…ということでプレイステーション4には飽きちゃって、時々「ディノクライシス2」を月に数時間ほどプレイしています(笑)。


2021年12月27日? テレビ朝日?でゲーム総選挙?て企画番組がありました。

興味深々でしたが、シリーズタイトルが重複するばかりで全く面白くなかった。ここで紹介されたタイトルも、正直やりたいなとは思いませんでした。

もっとあるでしょう、印象深いヤツが。

スペースチャンネル5 とか。

フロントミッション4とか5とか(また出ちゃった)。

メタルギアソリッド2とか。

サイレントヒル2とか3とか。


風雲幕末伝とか…。


えぇと…


P.N.03とか…


メタルファング…とか…(←知ってる方、相当なツウだよ・笑)

20211212

アニメ、ここ数年

 スカパー契約やBS受信したりでアニメを観る機会が増えました。

アニメ自体は正直、あまり興味がなくて設定や世界観に惹かれることがほとんどで、テレビマンガ(この言い方好き)は予算はもちろんのこと短期間で製作しなければならない都合上、おはなし自体はあまり面白くないと思っています。


ということで、アニメにあまり寄り添わない者にとって良かった作品、ここ数年。

ゴールデンカムイ

この作品に限らず、マンガ自体をあまり読まないけれどタイトルは知っていました。

北海道の自然。アイヌの生活。そして私的に大好物である幕末の残影 土方や永倉が絡んでとても面白く、残酷描写はあれど嫌悪感を感じさせないあたりは、ロバート・ロドリゲス監督の作品に通ずるものがあります。

現在シーズン3まで。4の放送を心待ちにしています。

STAR DRIVER 輝きのタクト

結局、はなし自体はよくわからなかったんですが、何だか絵柄が好きでした。

嫌いなアニメ絵…量産型の…とは少し違うんですねえ。この辺は観る方それぞれかと思いますが…。特殊デザイン系のロボットは供え物で青春群像劇。ロボのデザインラインは嫌いじゃないんだけど、主人公ロボの「への字くち」はいまひとつか。

MACGUYVER/マクガイバーが大好きなので、宮野真守さんが主人公の声だったのも非常にポイント高し。

スカパーの無料サービスで観ましたがあちらの手違いで途中まで録画できず、はじめの方のだけDVD買ってしまったくらい、割と好き。


とりあえず印象に残しとく作品、ここ数年。

交響詩篇エウレカセブン

こちらも途中から録画でした。

やはり独特の世界観はさっぱりわからなかったものの、少しリアル寄りのキャラクターデザインが好き。特にBGMはテレビマンガには無かった感じで心地よかった。

ロボットは河森さんの作風(知る限りではアスラーダ以来の部品構成)が強く、好きな人は好きなんでしょう。

主人公脱走のあたりはガンダムっぽくて、同じくランバラル夫妻?に相当する、主人公を保護する男女は愛情が深くて非常に好感を持っていたけれど、最後が残念でした。バックボーンがあったから仕方ないとは言え、本当に残念。

何より、子どもが殴られたりってのは見てて気分悪かった。特に小さいお子さんが気軽に観る機会が多い地上波では流すべきでは無いと思っています。(ガンダム 鉄血のオルフェンズも作品自体は面白かったけど…もう一度観たいとは思わないな。許したスポンサーもよくないよ。)

続く「AO」も相変わらずの視聴者置いてけぼりの世界観でさっぱりだったし、現在放送中の「アネモネ」は途中でやめてしまった。

シドニアの騎士

これぞ我々素人が思い浮かべるところの「CG」といった表現、隊列を組んで進むロボットの様子が美しかった!宇宙服がキズ だらけなのもポイント高し。更にちょっと篠原涼子さんみたいなハナにかかった歌声のOP曲も良かった。

顔が皆同じなのは少し残念。クローン?設定が活きないもの。

銀河英雄伝説 Die Neue These

スカパーで同時期にオリジナル長編を観ていたので比較になりますが…

CG多用の艦隊戦は迫力があり、作画の乱れも当然無いんだけれど、ゴチャゴチャして見辛い。艦船のデザインは凹凸が少ないオリジナルが正解だと思います。新デザインが良ければそんなことは言わないんだけど、形状が把握しづらいので何とも。これも人それぞれの好みだが、スパルタニアンもオリジナルの野暮ったい感じが良かったか。でもブリュンヒルトはオリジナルよりスマートでカッコ良かった!


しかし肝心の人物像が…。何よりもキャラクターデザインが顎の細い美形揃いでうんざり。スクエア・エニックス?ファイナルファンタジーの、皆同じ顔つきのキャラクターを思い出しました。

ただ、ジェシカが撲殺されたシーンは綺麗だからこそ凄惨さが増した気がする。良いことではないが…。でも中心キャラクター以外のデザインはとても良かったです。思い入れが強すぎたのか?

超時空要塞マクロス

これこそ今更ですがスカパーで途中まで観ました(スカパーの連続モノは契約を延ばすため、必ず月を跨ぐのだ)。映画版に比べると確かに画が酷すぎる回はある、だけれど尺が長い分、面白いエピソードも多かった。時間の都合上、根本の恋愛要素に集約するしかなかった映画版より好きです。

ただ、マクロス艦の大きさ(全長1.2km…1.7kmだと思ってたが)など、設定上のツメが甘かったり都合の良い展開もあります。せめて10倍の12kmが妥当か?車走ってたし。

これはよく出来てる!と唸らせた宇宙戦艦ヤマト2199

願わくばこの製作陣の手でもう一度作って貰えたら…。何故?という疑問を変えることなく、上手に理屈をつけて魅せてくれた超一流のスタッフさんたちが手掛けてくれたら嬉しいのになあ。

ちなみに2205は観ませんでした。理由は元になった特攻賛歌の「さらば」が好きではないのと、小林誠さん色が出すぎてしまった感があったこと(デザインはどれもカッコイイ!コスモタイガーを除いて)。お話しが妙に複雑化したこと等々。

だから何だか観る気がしない。録画はしたけど観る事は無い、多分。







20210505

UFO

                                                 ストレイカー。銀髪がカッコイイ。

「謎の円盤UFO (邦題)」「サンダーバード」で知られるAPフィルムズが製作した作品で、

日本では1970年に放送されたそうです。(以上ウィキペディア情報より)

一昨年から契約したスーパードラマTVで放送されたので録画して一部観てみました。

この作品のカッコイイところは近未来(1980年)を舞台にした、現在の目で見ても斬新なメカニック、ファッション。そして何より人間を俳優さんが演じている点にあります(昔は美形俳優さんのオンパレードだったし)。

サンダーバードにいまひとつ入り込めないのはカクカクした人形の動きにありました。もちろんそこがイイんじゃないか!て方もたくさんいらっしゃるでしょうが…。

でもハナシ自体は退屈で少しも面白くなかったな。


 でもこの作品のメカニック郡のデザインセンスは郡を抜いていて、

中でも機首が戦闘機となる潜水艦「スカイダイバー」は最高にカッコイイ。

何故か昔から潜水艦が好きで、ディズニーの「海底二万哩」や「リーグオブレジェンド」のノーチラス号(日本のアニメの同名艦は除く)、「海底3万マイル」のシースルー号。更には伊401なんかもそそりますねえ。

むかしWAVEさんからソフビキットを購入していて、いつか作ってやろうとは思ってるんですが歪みは酷いし潜水艦カラーに塗装したいなとかスカイ1のキャノピーは独自解釈にしたいな、でも80年代テイストを取り入れたいなとか妄想が膨らみ過ぎてなかなか手が出ません。


3機編隊で出撃するミサイル迎撃機「インターセプター」も最高です。

核ミサイルを1発だけ装備している、てのが要領悪くてそそります。キャノピー前にあるのは固定武装の機銃なんでしょうか…。

細部は少し変更したインターセプター。キャノピーは丸い方が衝撃に強いんじゃないか…。そして昔の宇宙服みたく金色で(画が下手くそで見えないけれど)。

水平尾翼に当たるフレームは何の部品かわからないけどトラス構造で強化。情報収集が第一なので機体各所に無数のカメラ装備。


「キャプテンスカーレット」も全話録画しましたが観ていません。その昔LD買ったので所々観ていますが、こちらはサンダーバードより人間頭身に近くて色男です。

でもエンディングのバック絵、スカーレットは敵に改造されていて不死身なんですが、重石を付けられて沈められたりと、全てがピンチ場面で笑えます。どれだけうっかり屋さんなのだ(笑)。

20210404

実写版 藤枝梅安

 「時代劇専門チャンネル」を契約してから観る機会がなかった古い時代劇を観られるようになりました。リピート放送が多くて最近は替えてしまいましたが…。

令和の「鬼平」「梅安」の製作が発表されました。

鬼平を十代目 松本幸四郎さん、こちらは誰もが順当で納得・予想通りだったと思います。そして梅安に豊川悦司さん、こちらは違和感は無いけれど予想外だったかも。


ということで「仕掛人・藤枝梅安」のハナシであります。

演じて来られたのは

萬屋錦之介

小林桂樹

渡辺謙

岸谷五朗

緒形拳

田宮二郎      (以上敬称略)

で、全て観ることができました。

自分の印象では、作品にあまり興味の無かった頃は緒形拳さんや渡辺謙さんのビジュアルが強かったのですが、原作を読んでみてから改めて観ると各俳優さんそれぞれが違う個性・演出で演じておられると感じました。

ということで一番イメージに合ったのは小林桂樹さん。

他の俳優さんに比べるとクセの無い外見かも知れませんが、だからこそ鍼医者と暗殺者を使い分ける表情に深いリアリティがありました。フジテレビの時代劇スペシャルで7作、放送されたようです。

そして小林桂樹さんのシリーズで特筆すべきは彦次郎役の田村高廣さん。

素人にも感じさせるピリピリとした緊張感てなかなか味わったことがありません。


観る機会がありましたら是非ご覧ください。


20190815

アニメ鬼平

企画が発表された時、従来のファンは眉をひそめたことでしょう。

そしてビジュアルが公開された時は不快に感じたことと思います。

 この企画、柔軟な感覚をお持ちの池波先生ならばあっさり許されたかも知れませんが、ファンの方は先生以上に作品への思い入れが強くて許せない気持ちが強いのかも…。

 そんなことで多くのファンの皆様同様、興味は全くなかったのですが、時代劇チャンネルの無料放送がありましたので「むかしの男」を観てみましたよ。

 結果、最後まで観ていられませんでした。

 この作品を観る気がないファンはどうしてもドラマと比べてしまうことでしょう。でも違うハタケの作品を比べることは意味がありません。
(おなじ平面表現ではさいとうたかをさんの漫画版もありますが、正直こちらも良いと思ったことはありません。)

さて、どこが気になったかというと

何はともあれキャラクターデザイン。

※「鬼平」公式サイトより転用させていただきました。

昔に比べて高齢層の風体が若く(子供のまま)なったからといって、ガリンガリンのチンピラの風体にする必要は全くなかった!とはいえ中村吉右衛門さんに似せろ、ということではありません、ドラマとアニメは違うのだから。絵のシャープさは流石プロの方なので、そもそも原作に興味が無かったのか…?

そして、
殺陣がお粗末で動きがいかにもマンガ的。ハナシ自体も端折りすぎで、子供が見るやつ…というか特撮番組同様、視聴者層を欲張りすぎて子供と大人、どっちつかずの印象。

 これはテレビマンガの制約による部分が大きくて、人が描く作業量と製作期間、そして放送時間(長さ)が、「鬼平犯科帳」を描くには不十分すぎるのだ。
 もしアニメーション映画として製作されたのなら世界最高峰の技術力をもつ日本のスタッフさん達ですから、もっと素晴らしい作品になっていたでしょう。是非、長期計画で取り組んで欲しかった…もちろんキャラクターデザインだけは全面変更いただきたいですが。

 コレさぞかし評判悪かろうと思いamazonで調べてみましたが意外と高評価の様子(本当の意見か知らないですけど)。
 でもキャッチーなアニメキャラクターに惹かれてこの作品に触れる若年層の皆さんが、原作や時代劇に興味を持たれるきっかけになるとしたら大変嬉しいです!
 ということでアニメ「鬼平」、毛嫌いして観たことのない池波ファンも是非一度ご覧ください。「その通りだ!しょうもない!」と怒るかもしれないし、「思ってたより悪くない!よく出来てるじゃないか!」と思うかも。

でも僕はこの雑な企画自体、池波正太郎先生への敬愛を全く感じません。


 BSフジで「鬼平犯科帳」も放送されていて、初代白鸚さん(若かりし吉右衛門さんの辰蔵や、志ん朝名人のうさ忠も嬉しい!)や萬屋錦之介さんの平蔵も観ることができて有難いです。馴染みのある吉右衛門さん以外の平蔵は考えられないな…と思っていましたが、皆さん素晴らしいです。
 となると、次期「鬼平」があれば十代目幸四郎さんなんてこともあり得るのでしょうか…。

 出来れば中村又五郎さん版の「剣客商売」も是非観たいですねえ…時代劇専門チャンネルに入ればいいのですが…。
大治郎はやっぱり山口馬木也さんがダントツの存在感です。体格も腰の入れ方も申し分ないと思います。渡部篤郎さんは首や身体が細くてスーツ向きの体格だし斎藤工さんもガッチリしてる割に何だか着物が似合わないような…現代っ子だからでしょうか?

 最後に全然関係ないですけど「いだてん」が絶不振の様子。僕は面白いです。BS観てから地上波も観てます。


※今回、歌舞伎の皆さんのお名前がたくさん出て来ました。慎重に書き込んだつもりではありますが、万一間違えとる場合はご指摘いただけますと幸いです。

20190623

ジ オリジン

最近、唯一観始めたテレビアニメがあります。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」はオリジナルガンダム~1975年にテレビ放送された本物の「ガンダム」~のベースとなった一年戦争に繋がるハナシです。

 まず驚いたのは漫画を描かれた安彦良和さんの画風を損なうことなく動くキャラクター。
昔のガンダムでは製作期間もあったろうし、アニメーターの力量もあったと思います。もちろん現在のデジタル技術以前の、セル画に手塗りなど手間・技術的な問題もありました。
今回の作品では肉感的なタッチや吊り目気味となった表情など忠実に再現されていて、あまり違和感を感じさせません。
 そしてメカニック、これこそ現在の技術革新のたまもので、CGモデリングされて絵の破綻が一切ありません。これは感動しました!重量感、着弾時の美しさも素晴らしい。ガンキャノン…の前のヤツ?の3本指は慣れないのですが…。
 こども達に商品を売る、という枷が無いのでロボットプロレスに重点を置く必要は無く、ハナシ自体はより現実によった人間模様を描いた大人向きで、「うわ…」と感じる部分が多くなっています。子供は嫌がるんじゃないかな。
「コロニー落とし」の描写をアニメ好きの皆さんはどう観たのだろうか。また一般の、普通に常識がある人はどう観たのだろうか。何ともやるせない気分になったと思う。何も感じないのだとしたら、いよいよ人類の未来は真っ暗だ。
 とても重厚な作品だが唯一、オープニング&エンディング曲は何だかな、と。要らない気がします。

 さて、今回の主役級登場人物となって活躍しているのがランバ・ラルであります。「ガンダム」でも重要なキャラクターではありましたが、バックボーンが詳細に描かれることで、より魅力を増しています。
そしてランバ・ラルといえば何と言っても「グフ」。ザクの強化型で見るからに強そうです。玩具を売る都合上、マンガ要素を多分に含んだ装備ではありますが、右腕のムチ(ヒート・ロッド)がカッコイイ。なぜ左指にマシンガン(の銃身)を内蔵したのかは永遠の疑問点ではありますが…。


ふと思いついて描いてみた「グフ」。

ハナが伸びてる(でかい)のがグフの魅力です。これは少しスマート過ぎましたが…。
そして描き進めていくうち、色々思うところがありました。

○ザクがベースなのでパーツの多くは流用している。(設定ではほとんどのパーツが新造されているそうですが、お金がかかっちゃってしょうがないので)。大きなパーツは一体成型で製造することはできないので、装甲板をボルトで接いだ後に安価な樹脂板(現代で言うFRPとか)でカバー。上半身の軽量化、という目的もあり。
○被弾しにくいであろう脇の下、横腹には死角を補うカメラ・センサーやサバイバルキットが装備されると安心。サバイバルキットが地上から10m近い位置にあるのは、使う時には機体が倒れているに決まっているから。
○そもそも可動部分へのチリ・異物混入対策は成されてはいるけれど、特に重要な部分は念のため布のようなものでカバーしたい。
○特徴的な頭や腹のパイプは装甲板なので前側だけで良い。軽量化もあるし、そもそも描くのが面倒だったのだ(笑)。
○両肩スパイクだったけれど、ザクの盾を装備しても攻守一体ぽくて良いんじゃないか。色はわざわざ塗る必要も無いのでそのまま。
ところでザクの盾は昔から疑問に思っていた皆さんと同様、右利きだったら左肩が正解でしょう。
○掌の握りこむ指先は手袋。
○右腕のムチは下腕に収納するのは無理があるので肘の後ろからランドセルへ…とも思いましたが肘から内側に通すのも無理があります。そもそも握る必要が無いので外腕で良いのだがカッコ悪いもんね。
○コクピット前のオレンジ色の三角は、特に思いつきませんでした。ガラスではないけれど光学機器のスモークカバーみたいな雰囲気で。

                     …なんてことを考えながら描くと楽しいです。

今更ですが「ジョン・ウィック」を観ました。
序盤の、犬が撲殺されたとこで観る気の80%を失いました(メンタル弱いな!)。
殺されかかったのにボスを始末しなかったのは疑問。ウイレム・デフォーも命を落とすことはなかったのに!これはボスへの直接的な私怨がなかったこと、元仕事のパートナーでありジョンに対して敬意を払っていたこと、そしてジョンが「プロ」だった、てのもありますか。

「アベンジャーズ」も観かけましたが、ど~してもハダにあわなくて止めちゃいました。子供の格好をした複雑な人間模様が何とも気持ち悪い。単体の「アイアンマン」シリーズは非常によく出来ていて大好きです。ヒーロー大安売り、みたいな安っぽい状況がキライなのか。

20190120

フューリーロード

ついに観ましたマッドマックス(Fury road)。


国営放送思い切ったな!NHK BSで放送。
リアルタイムで観る熱意はなく、録画で観たわけです。




 以前書きましたが、あまり興味が無いけれど観ちゃったらマイブーム到来するかも!といった
期待を心配することはありませんでした。
ハンバーグを頼んだら白いソースに色とりどりの野菜が付け合されていて、綺麗で美味しいのだけれど、僕の好きな、期待していたものじゃなかった・・・みたいな感じ。




   まずおさらいですが、僕の世紀末(過ぎちゃったけれど)ルールは・・・


①ジャンクをアーマーにして身体にまとっている。
②物資は乏しい。 
③孤高の主人公
 最低限はこんなとこ。




 これにフューリーロードを当てはめると、①は良いのですが②は正解だが極めて微妙。
物資は権力に集中するので表現は大正解ではあるものの、グロックをはじめとする銃器の乱射、そして派手すぎる登場マシンも豊富過ぎました。画面づくりは見栄えがするんだけれど、違うんだよなあ・・・。
そしてフュリオサの義手が何とも未来的で、現実の延長ではなく、別の世界の装いでありました。


③についてはマックス捕獲後ほぼ全編で当てはまらず、主人公はフュリオサ。マックスが良い人だった終わり方も微妙。(ROAD WARRIORでは囮を志願したもののパパガッロに騙されていたようなもの)
未見ですが、渡り鳥シリーズってこんなイメージでしょうか?カッコよく去っていく感じ?




 出だしのふた首トカゲや核汚染の影響を受けた人々もちょっとなあ・・・。
撮影機器やCGの鮮明な映像も、実はマイナス要素だったのかも知れません。


ああ、そういう感じ方もあるんだね、と読んでいただくと嬉しいです。
こちらもフューリーファンを悪く言っている訳ではありませんので・・・。


ただ、最近ありがちな、映画館で叫んだり歌ったりするイベント。
映画は観る人がいかにその世界に入り込めるかが重要なので、どうかと思います。
花見にかこつけて飲んで騒いでゴミ捨てて、と変わらないじゃん。